包装材料の低温履歴について

食品衛生法の食品、添加物などの規格基準、第一食品D各案の冷凍食品の3冷凍食品には保存基準があります。①冷凍食品は、これをー15℃以下で保存しなければならい。②冷凍食品は、清潔で衛生的な合成樹脂、アルミニウム箔または耐水性の加工紙で保存しなければない。としています。包装材料の低温というのは、冷凍の時や、保管、輸送などが考えられると思います。冷凍の時には、流動凍結装置だと、-35℃以下の冷却空気がブローされるそうです。また塩化カルシウムブライン式の場合は、-50.6℃の液体に浸漬されるそうです。液体窒素の温度は-193.6℃だそうですが、氷結カプセル凍結法の場合は、-100℃くらいの温度になったりします。保管・輸送時の温度は、マグロだったら-35℃以下という特別なものを除くと、-18℃ぐらいです。

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フレキシブル包装と包装

発展途上国型の食生活から、成熟の食生活へとなっていくのに合わせて、フレキシブル包装も発展してきました。日本包装技術協会の資料では、平成23年の全包装資材、容器の出荷金額は5兆7千億円、1900万トンだったとあります。この統計は、消費者包装資材だけではなくて、物流用の資材も含まれています。フレキシブル包装に用いられているのは、ナイロンフィルム、PVA系フィルムなどは、含まれていません。なので、大雑把に量的に全包装材料の7%ほどを占めていると考えてよいということです。包装の機能におけるフレキシブル包装の位置づけとして考えたとき、包装の材料に要求される機能は、すべてフレキシブル包装が持っている機能だといえます。フレキシブル包装というものは、包装材料機能の重要な部分を受け持っているといって良いと思います。

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輸送のために使う工業包装とは

工業包装とは、『(工場から店へ)物の輸送、もしくは保管をする際に使われる包装』を指します。外装はもちろん、内装も含む包装形態を指しており、中の物品保護が大きな目的となります。梱包材としては、木箱や布袋、ドラム缶、ダンボール、発泡スチロール、エアキャップなどが主に使われています。衝撃を防ぐために、プラスチックでできた袋を使うこともあるそうです。設計については、中身をどのように守るのかが最優先とされており、物の重さ・大きさ・材質・形状などの固有の特性を確認しながら、使う梱包材もそれぞれ種類が変わってくるそうです。近年では、環境に配慮した梱包材も登場しています。例えば、発泡スチロールやプラスチックの袋の代わりに、古紙再使用素材や生分解性のプラスチックを使うこともあるそうです。

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ダンボールの用途

ダンボールと言うと、梱包や包装で使うダンボール箱が一般的でしょう。しかし、ダンボールはさまざまな用途で活躍しているのです。例えば箱にせず、シートとしても活用できます。梱包の時の仕切りとしても使うことができますし、底面を補強することができます。ダンボールで強度を出すことができるので、精密機器などを固定する際にも使えます。角あてとしても、例えばクレーンが重量物に擦れて傷付けないよう、ダンボールを使うということも可能です。他にも、組み立てが容易なことから簡易型のパーテーション、災害があった時の避難用のベッドなどとしても活躍しています。ダンボール自体が素朴な質感であるため、見せる収納として、わざと隠さずに使うこともあるそうです。ダンボールアートというジャンルもあるそうなので、素材が愛されていることがよく分かります。

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押し出しラミネートとは

押し出しラミネート加工という加工方法があります。それは、300度以上の温度で、熱で溶ける樹脂を溶かしたあと、数ミクロンの厚さにし、シートと貼り合わせることで、フィルムを重ねるという方法です。他のラミネート加工よりも速く完了することができるため、生産性が高いのが特徴です。
押し出しラミネート加工をしたあとの製品は、ヒートシーラーを用いることで、接着剤を使わずに接着できます。非常に便利で、さらにコストパフォーマンスも良いため、押し出しラミネート加工の便利さがより分かる性質になっています。
さらに、押し出しラミネート加工をした紙は、他の紙よりも耐水性や耐油性に優れ、さらに気体もあまり通さないため密閉性が高いと言えます。それから、遮光性も高く、あまり光を通さないため、中にはいっているものが劣化しにくいのもメリットと言えるでしょう。素晴らしい加工方法なのです。

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底突きとは

何かを運ぶ際には、運んだときに生じる衝撃を、考えなければいけません。何も考えず、緩衝材をまったく使うことなく、車などで配送物を運ぶと、外装箱がぐちゃぐちゃになり、中身もまたぐちゃぐちゃになる可能性があります。

それは、あまり歓迎できるようなことではありません。
そのようなことにならないためには、まず、現実で起きている事故のような事柄に目を向ける必要があります。その中でも、底突きは気をつけるべき事故です。

これは、緩衝材を置いたはいいものの、衝撃の際、箱が緩衝材に沈み込んで、どこか固い場所に、外装箱がぶつかってしまう、という事象です。こうなると、せっかく緩衝材を置いたのにも関わらず、外装箱が傷ついてしまいます。

このようなことを起こさないためには、実験を繰り返し、絶対に事故が起きない、と結論づけられるまで考え抜く、ということが必要になります。大事な荷物を守るために、ぜひそうしましょう。

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パッケージデザインの評価軸

デザインはできあがったものの、評価軸がないと、どういいのか悪いのか判断基準がなく、曖昧になります。しっかりとした評価軸が定まっていれば、改善につながります。

評価軸は5つあり、まずは目立つかどうかです。消費者の記憶にいかに残るか、印象に残るようなデザインかということです。
次は「らしさ」が伝わるかです。消費者はデザインでその商品がどういう商品かを知ることになります。商品の雰囲気とデザインがマッチしていないと違和感を覚え手にはとらないかもしれません。

コンゼプトが伝わるかも重要なポイントです。ほかの商品との差別化がはっきりしていて、このデザインはユニークで商品の価値が短時間で伝わることです。
アイデンティティがあるかは、パッケージデザインの色やロゴ、文字フォントなど消費者の印象に残るような独自のものにする必要があります。

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優しく物を守ってくれるアスパック

軽量で小さく収納できるのにも関わらず使用する時に広げれば大きくて丈夫な箱になるダンボールは、今日のように物のやり取りが高い頻度で行われている状況下で重宝します。
そのようなダンボールの中に一緒に入れると内容物の安定性が向上する上に衝撃などからも守ってくれるのがアスパックであり、白色で1つあたりの大きさも小さいクッション材です。
アスパックは赤色もしくは緑色の2つのタイプから選ぶ事ができ、それぞれS字の形をしている点では共通しているものの、1つあたりの空洞の大きさが異なる様子から重量に差異があります。
それぞれの中の空洞の大きさによって重量が異なるからこそ、アスパックと共に入れる物によって柔軟により良い選択ができます。

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多岐にわたる食品を改めて見直してみよう

日常スーパーマーケットなどで見かける様々な食材や食品の多くは、数々の包装技術と食品加工技術があってはじめて一般消費者に届けられています。

一口に食品と呼ばれているものでもいろいろな種類がありますが、一般的に「生鮮食品」と「加工食品」に大きく分けることができます。生鮮食品として挙げられるのが、肉をはじめ野菜、牛乳、果物、魚介類などがあり、加工食品ではお米や大豆といった豆類があります。

加工食品は多種多様のものが流通しており、昔からある豆腐や納豆といった日配食品や生菓子などの「多水分食品」、味噌や生麵といった「中間水分食品」という分類があります。

さらに、加工食品には「乾燥食品」という分類もあり、具体的には茶葉、ノリ、干し菓子といった分類も行われています。

これら様々な食品に合わせた包装技術と加工技術によってはじめて、お店の陳列棚に食材を並べることが可能となっています。

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ポリプロピレンも食品容器には不可欠な素材

プラスチック容器なくして今の食品包装の多種多様化や量販化は成しえなかったとまで言われていますが、その一つにポリプロピレン(PP)容器があります。

この半透明の容器は、素材としたポリプロピレンが使われており、折り曲げても割れにくいうえ耐熱性や油にも強いといった数々の優位性からスナック、パン、菓子といった日常品に幅広く使用されています。

そのほか、ポリプロピレンに無機物を加えたPPF容器は、お弁当やお惣菜向けで電子レンジの使用も可能といった容器に使われるなど毎日の食卓に欠かせない食品に使用されています。

さらにポリプロピレン使った発泡PP容器は食品トレーなどに使用されており、ポリスチレンを使った発泡スチロール容器(PSP)同様幅広く活用されています。

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