包む文化2

古代から、人々は様々な生活様式の中で、包む文化を築いてきました。「包む」とは、時代とともに多様な素材で、多様な品を、様々な目的の為に、包装、梱包を行い、生活の利便や快適さを追求してきました。先日、立ち寄った民族博物館では、古代の人々の調理方法として、木の葉で肉を包み、蒸し焼きにするような展示がありました。まだ調理器具などが、現代のように揃ってない古代の時代に、人々が包むという行動で調理を行っていた事に思いがけない驚きがありました。皆さんは、日常生活の中で包むという文化を意識した事はありますか?「包む」という事を広域で考えてみると、多様化されたその姿が伺えます。

多様化する包装素材
●紙
●木箱
●缶
●ガラス、瓶
●プラスチック
●段ボール

歴史的な変化の中で、人々は様々な包装素材を生み出してきましたが、「包む」という文化は、多面的に人間との暮らしに根付いている事が分かります。「環境」「流通」「保護」「利便」「衛生」「快適」など、包装や梱包には、様々な意味合いのもと形態が変化を遂げています。