自然界の包装

包装は人間だけのものではありません。魚類は通常何万という数の卵を生みますが、ネコザメは一度に2個しか産卵しないため、一つ一つの大きさが格段に大きく、一年程かけて生まれてくる稚魚は20〜30cm程の大きさに育つことができます。

また卵の形はかなり独特で、まるで海藻でできたドリルのような形状をしており、岩や海藻に固定し流されないようにしているといわれています。このように自然界の包装には、中身を保護する役割だけでなく、生態や生活環境に合わせた様々な機能を持っています。

現在も、自然界の包装からヒントを得て応用されているものもありますが、高機能すぎて再現不可能だった包装も、科学・技術の進歩によって新たな包材が生み出されるでしょう。

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